2019年3月5日、伊豆シャボテン動物公園でミナミコアリクイの赤ちゃんが生まれました!
今回は生まれて約2カ月が経った頃、4月30日の訪問日記です。
ミナミコアリクイの赤ちゃん コンくん
3月5日に生まれた赤ちゃんミナミコアリクイは、
母=ココア 6歳(2012年9月7日 伊豆アニマルキングダム生まれ)
父=ドン 推定8歳(アメリカ生まれ 2011年5月池袋サンシャイン水族館に来館)
※2019年4月30日現在
から生まれ、両親の名前から一文字づつをとりコンと名付けられました。
母親のココアちゃんは3度目の出産ですが、子育てに興味を示さなかったこともあり、飼育員さんによる人工哺育で育つことになりました。
現在は両親のもとに戻れるように、すこしづつ対面させています。
好奇心旺盛なドンくんはコンくんに興味津々なようで、よくちょっかいを出してはコンくんに嫌がられているようです。
コンくんはとっても元気に動き回ってました
飼育員さんがおトイレやミルクの準備をしてるとき、コンくんはとっても好奇心旺盛なようすであっちこっちと動き回ってます。
コンくんの筋トレ
ミナミコアリクイは、可愛い顔やおっとりした動きに反比例して鋭いツメの持ち主です。
コンくんも赤ちゃんなのにヤシガニのような鋭いツメを所持してます。
飼育員さんの作業着も穴がたくさん空いて、体中傷だらけとのことでした。
とはいえまだまだバブちゃんなので、この先上手に木登りができるようになるため、すこしづつ筋トレも頑張ってます。
コンくん悶絶!おトイレタイム
バブちゃんすぎて自力ではおしっこできないので、飼育員さんがおトイレを促してくれるのですが、コンくんはこの作業が苦手なようです。
あ、始まっちゃったよ。今日はいいんじゃないかな〜。
抵抗するコンくん。
必死に抵抗するもむなしく、飼育員さんに手足を抑えられます。
綿で刺激を与えつつおしっこをキレイに拭いていきます。
うわーん! なんかいやだー!
オ〜!! 尿〜!!
や〜め〜た〜れ〜!!
※以下リピート
コンくん待望のミルクタイム
苦手なおしっこタイムも無事終わり、いよいよミルクタイムに突入です!
おくるみに包まれて美味しそうにゴクゴク飲んでいます。
コンくん至福の時間を堪能中。
そのころコンくんの両親は?
飼育員さんに「親子のご対面はあるのですか?」と、お聞きしたところ「体調にもよりますが、14時頃にあるかもしれません」とのこと。
お隣の部屋でくつろいでいるらしいので、とりあえず覗きにいきました。
すると……いました!
屋上となにかの間にはさまったような状態で寝てました。
さらにアップ。
う、う〜ん。
なんか汚いひどいなぁ。
半目あけて、半分ベロ飛び出てて。
ドンくん劇場でおなじみのドンくんらしい緊張感の無さでした。
(サンシャイン時代にドンくんは水鳥の餌をつまみ食いしたり、アルマジロのおなかをペロペロ舐めたりしてました)
残念ながらココアちゃんは目の届かないところで寝てるらしく、お姿を拝見できませんでした。
コンくん外に出る
歩くコンくんを見れて嬉しいな!
と、思っていたらこの日は飼育員さんから離れようとしません。
よいしょよいしょ。
登山家コンくんです。
頂上に到着して得意満面な顔を披露してくれたコンくん。
コンくんおやすみなさい
雨のためか午前中は空いていたのですが、午後になるとシャボテン公園内は豪雨にもかかわらず、ぎゅうぎゅう詰めになり、通路で人渋滞をおこすようになりました。
さすがGW。しかも今年は10連休ですからね。
身動きとれなくなってきたので帰宅することにし、帰り際にもう一度だけコンくんの部屋を覗きにいきました。
保育器の中でウトウトしてました。
ぼ〜っとすること数秒。寝ました。
コンくん今日も1日お疲れ様でした!
本日オススメの一品
表紙の素敵な写真で、ミナミお母さんの背中にしがみついている赤ちゃんが、コンくんのお母さんのココアちゃんなのです。
そんなココアちゃんも今はお母さんなんですよね〜。
とても感慨深いものがあります。
最初こそ子育て放棄をしてしまいましたが、徐々にコンくんにも興味を示すようになったようで、時折コンくんを背中に乗せたココアちゃんの姿が伊豆シャボテン公園のSNSで見ることができます。
飼育員さんやスタッフさんの並々ならぬ努力や愛情いっぱいの子育てには感謝ですね。
伊豆シャボテン公園の仮親飼育員さんにお話を伺ったところ「大変だし生傷絶えないけど、この可愛い顔をみると癒されるんですよ!」と素敵な笑顔をみせてくれました!